#11 中世修道院の役割 〜 聖ヒルデガルトとしてあなたが生きるということ 〜
- 森 Wenzel 明華

- 2025年11月14日
- 読了時間: 6分
こんにちは。ドイツ自然療法スクール / ヒルデガルト・ファミリエ 主催、一般社団法人 国際植物療法機構グリーンフォレスト代表の 森 Wenzel 明華 (もり・うぇんつぇる さやか) です。
わたしは 20 年以上にわたって、様々な自然療法を研究し、実生活の中で実践しています。
ドイツには、聖ヒルデガルトという約 1,000 年前に活躍した自然療法の基盤を築いた修道女がいました。
その教えは、今なお多くの人々に時代を超えて愛され、ドイツの自然療法や教育にも影響を与えています。
医師、博学者でもあった聖ヒルデガルトは、自然と調和した生活を重視し、
薬草や自然療法に関する貴重な知識を残しました。 こちらのヒルデガルト・ファミリエ通信では、その聖ヒルデガルトの残した自然療法や考え方を、わかりやすくお伝えしています。
もっと多くのかたに聖ヒルデガルトの智慧やドイツ自然療法のことを知っていただけたら、嬉しいです!
それでは、第 11 回目のコラム、中世修道院の役割 〜 聖ヒルデガルトとしてあなたが生きるということ〜 をお届けします。

中世の修道院は、ただ祈る場ではなく、地域社会にとって大きな役割を担っていました。
◯ 祈りと霊性の場
・ 修道士、修道女は一日のリズムに従い、祈りと瞑想を通して神と繋がっていました。
◯ 学問と文化の拠点
・聖書や古代文献の写本
・音楽 (聖歌·シターなどの楽器) や詩
・天文学、医学、薬草学の研究
◯ 医療と自然療法の場
・修道院の薬草園 (ドイツ語では Klostergarten)
・薬草療法、食事療法、温泉·水浴など
・貧しい人や巡礼者への治療と看護
◯ 共同体と社会的支援
・孤児、病人、巡礼者の旅人を受け入れる
・村や町に知恵と教育をもたらす
・農業、建築、水利の技術を広める

現代にたとえると、修道院というのは、
祈りの場であり、相談所、病院であり、教育の場であり、
リトリートハウスであり、子ども食堂であり、
多くの人々がほっとして集える、拠り所だったのです。
それは現代のサロンや小さなコミュニティのようなものではないでしょうか?
もしくは会社、と考えてもいいかもしれません。
聖ヒルデガルトは男性修道院から独立し、女性だけの修道院を設立の際には、自らの手で、設計のアイディアを出し、自身も石を積んで、ルペルツベルク修道院を築いたと言われています。
彼女自身が神の教えに基づき、常に働き、祈っていたのです。

ヒルデガルト的生き方とは?
では、「聖ヒルデガルト的に生きる」というのはどういうことでしょうか?
私の 2 冊目の本「聖ヒルデガルトの家庭でできる自然療法」が出たばかりの頃のことです。
聖ヒルデガルト修道院で出会ったヒーラーの方がいて、いきなりその方からチャネリングされた経験があります。
「あなた自身がヒルデガルトとして生きるのです」
「そして一人ひとりがヒルデガルトとして生きていくことを伝えなさい」
という言葉を聖ヒルデガルトからのメッセージとして受け取りました。

「聖ヒルデガルトとして、生きる ··· 」
(そんな恐れ多いことなんて···どんなふうにしたらいいの?)
当時は困惑してしまいました。
聖ヒルデガルトはしばしば病に倒れながら、そこから神のメッセージを受け取りました。
苦しみの中にも「再生の芽」があるということを心と身体、魂で感じ取っていたのです。
そして弱者でありながら、他者を癒やすことを通じて、自分自身の魂も成長させていったのです。
いつも中庸であり、確固とした自分軸があり、揺らぎなく天に向かって働いていたのです。
聖ヒルデガルトは、大自然からの癒やしを用いて、励まし、優しい言葉をかけ、多くの人を救いに導きました。
。

どんな人もだと思いますが、世界のどこに暮らしていても···
疲れ切って、へとへとで···
孤独で、絶望的になることも人生の中では、ありますよね。
私も慣れないドイツの中の子育て、仕事、人間関係などで···
本当にしんどい時期もありました。
そんなとき、聖ヒルデガルトの生き方や教えは私を幾度も救ってくれました。
そして海外生活の中でも、起業する上でも、いつも道標になってくれました。
(何度も書いていますが、宗教は関係ありません)
聖ヒルデガルトは常に
「Viriditas 生命の聖なる流れ」を自分の中心に持って生きていたのです。 また彼女は「女性であること」を隠さず、知恵を世に伝えました。
(当時はスーパー男尊女卑の社会であったにも関わらず)
そんな聖ヒルデガルトの意志とエネルギーは今も、私たちに降り注いでいるのです。

ドイツ自然療法スクール ヒルデガルト·ファミリエも、
小さな学びから始めて···もうすぐ 20 年が経とうとしています。
次男が病気になったことから ··· 自然療法の学びはじめて、 ここまで、あっという間の年月でした。
そんな中で、私自身、クライアントさんや生徒さんと触れ合う中で、心も身体も大きく癒やされてきました。
様々な経験を (もちろん大失敗も、笑) 通じて、成長させていただいたなぁって、しみじみ感じています。
これからも聖ヒルデガルトの志を基に、自然の癒やしの素晴らしさ
「家庭でできる自然療法」をテーマに歩んでいきたいです。

2025年の 5月に「ドイツ緑の薬箱」を出版させていただきました。
この本の中では、自然療法の知恵として、様々な家庭でできるセルフケアや、考え方、そして診断方法をご紹介しています。
もちろん、聖ヒルデガルトの教えについても触れています。
良かったら、ぜひお手にとってみてくださいね。
『自然治癒力を上げる ドイツ 緑の薬箱』 (三笠書房)
「聖ヒルデガルトとして生きること」とは ···
自然と繋がり、内なる声 (直感) に従って、
調和と創造を生きること。
他者を癒やすことを通じて、
自分自身の魂も成長させること。
「Viriditas ― 生命の緑の輝き」を、自分の中に灯すことなのです。
同じ志を持つ方と出会い、繋がり、
「聖ヒルデガルトのように生きる」ことを実践していけますように。
多くの人が地球からの恵みと癒しで健康になることを祈っています。

ドイツ自然療法スクール ヒルデガルト·ファミリエでは、
2 ~ 3 年かけて自然療法家を目指すコースもあります。
🌿「自然療法家講師養成講座」ご案内はこちら https://www.hildegardfamilie.com/instructor-course1
自然療法のセルフケアをはじめたいなら、まずは「緑の薬箱」レッスンへどうぞ
🌿「緑の薬箱講座」ご案内はこちら
🌿「緑の薬箱講座」お申し込みフォームはこちら https://ws.formzu.net/fgen/S568445200/
幅広い内容の自然療法を学び、あなたならではの憩いの場、癒やしの場をつくっていきませんか?
一緒に、素敵な仲間たちと共に、聖ヒルデガルトを生きていきましょう。
いつもあなたの健康と幸せを祈っています。

第 11 回目のヒルデガルト・ファミリエ通信のまとめ
中世修道院の役割 〜 聖ヒルデガルトとしてあなたが生きるということ 〜
・中世の修道院は、祈りの場でありながら、学び・医療・文化・共同体の中心でもありました。
・聖ヒルデガルトが語った「Viriditas」は、自然界と人間の内に流れる “いのちの緑のエネルギー”。
それは、草木が芽吹くように、 私たちの心にも再生と癒しの力が絶えず流れているという真理です。
・「あなた自身がヒルデガルトとして生きるのです」
その言葉は、聖人のように特別になるという意味ではなく、 自分の内にある “叡智と光” を思い出し、日々の中で表現していくこと。
聖ヒルデガルトは、女性でありながら社会に声を上げ、 病や苦しみの中から神のメッセージを受け取り、 癒やしと創造の力へと変えていきました。






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