#7 聖ヒルデガルトのエネルギーを受け取る方法 〜 幻視と祈り〜
- 森 Wenzel 明華
- 4月5日
- 読了時間: 7分
こんにちは。ドイツ自然療法スクール / ヒルデガルト・ファミリエ 主催、一般社団法人 国際植物療法機構グリーンフォレスト代表の 森 Wenzel 明華 (もり・うぇんつぇる さやか) です。
わたしは 20 年以上にわたって、様々な自然療法を研究し、実生活の中で実践しています。
ドイツには、聖ヒルデガルトという約 1,000 年前に活躍した自然療法の基盤を築いた修道女がいました。
その教えは、今なお多くの人々に時代を超えて愛され、ドイツの自然療法や教育にも影響を与えています。
医師、博学者でもあった聖ヒルデガルトは、自然と調和した生活を重視し、
薬草や自然療法に関する貴重な知識を残しました。 こちらのヒルデガルト・ファミリエ通信では、その聖ヒルデガルトの残した自然療法や考え方を、わかりやすくお伝えしています。
もっと多くのかたに聖ヒルデガルトの智慧やドイツ自然療法のことを知っていただけたら、嬉しいです！
それでは、第 7 回目のコラム、聖ヒルデガルトのエネルギーを受け取る方法 〜 幻視と祈り〜 についてお届けします。
聖ヒルデガルトは幼いころからスピリチュアルな能力があり、他の人が知らないことを言い当てたというエピソードも残されています。
その能力が他の人とは違う、他の人は持っていないものなのだと物心ついた頃には理解し、それを隠していて、ごく一部の身近な人だけに打ち明けていたようです。
そして、42 歳と 3 ヶ月の時、彼女は神からの啓示を受けました。
『Scivias / スキヴィアス (道を知れ) 』という本の執筆をはじめます。
この本が有名になり、カソリック史上発の女性の執筆者として公に認められたのでした。
聖ヒルデガルトが「幻視 / ヴィジョン」によって書いた本は 3 部作になっています。
『神の御業を知れ』(Scivias / スキヴィアス）
26 の幻視をもとに、宇宙の秩序や人間の救済について描いた最も有名な著作。
天国と地獄、創造の意味などが詳しく記されています。
『生命の功績』(Liber Vitae Meritorum / リーベル・ウィタエ・メリトールム)
善と悪の行いがもたらす結果について書かれた書。
道徳的な教えが込められ、人間がどのように生きるべきかを説いています。
ヒルデガルト・ファミリエの講座では詳しくお伝えしています。
いつかこちらのヒルデガルト・ファミリエ通信のコラムでもお伝えする予定です。
『神の御業の書』(Liber Divinorum Operum / リーベル・ディヴィノルム・オペルム)
宇宙と人間の関係、神の創造の意図について述べた哲学的な書。
人間の体と魂、自然の調和についても触れられています。
彼女は「幻視 / ヴィジョン」のことをこのように表現しています。
生き生きした光の影 (umbra viventis luminis) が現れ、その光の中に様々なものが形となって浮かび上がり輝きます。 炎のように言葉が伝わり、見た物の意味が一瞬にして理解でき、いつまでも長く記憶に留まります。 別の「生ける光」(Lux vivens) がその中に現れると、すべての苦悩や憂いや、体の痛みが消えて、幸福感に包まれます。
聖ヒルデガルトは、地球という星にしっかりとグラウンディングして
天、宇宙とつながることができたのです。
わたし自身の体験談なのですが、次男を出産した時に、大量出血で意識が遠のき「臨死体験」をしたことがあります。
向こうの世界に一瞬・・・・いったのでした。
一瞬なのですが、永遠のような・・・そんな感覚です。
その時に、まさに聖ヒルデガルトが表現しているのと同じ感覚を体験しました。
そこにいると、時間の感覚はなく、すべての意味づけが一瞬にしてされる。
愛と絶対的な幸福感に包まれる。
愛だけの世界・・・で、わたしは、向こうの世界には宗教がないということを知りました。
多くのエネルギーが「光」としてそこには存在しています。
それが聖ヒルデガルトのいう「生ける光」なのでしょう。
聖ヒルデガルトは「わたしの知恵が必要な時は、何年経ってもそれは現れるでしょう」と予言していました。
聖ヒルデガルトの療法は、第二次世界大戦前に偶然・・・発見されたものなのです。
その当時は、一般の人々への医薬品が不足し、代替療法での治療やセルフケアの方法が必要とされていました。
そんな時に、ヒルデガルトの自然学が偶然、発見され、研究されるようになったのは・・・偶然ではないでしょう。
聖ヒルデガルトの予言通り、彼女の知恵が必要な時に、時を超えて現れたのです。
臨死体験した時の、向こうの世界では時間という概念が存在しませんでした。
今、過去、未来・・・
これがわたしたち人間の時間軸です。
しかし、向こうの世界では「今」しかないのです。
これは説明が難しいのですが、すべてがそこに存在しているのです。
時間がないのです。
だからこそ・・・・聖ヒルデガルトのエネルギーは過去のものではないのです。
向こうの世界には今、昔、未来・・・がないのです。
今、地球に生きているわたしたちは、ダイレクトに天にいる (ある) 聖なるエネルギーを受け取ることができます。
それは宗教や戒律や・・・・そんなものを遥かに凌駕し、「聖なるエネルギー」として存在しているものなのです。
「聖ヒルデガルト」というと、どうしてもキリスト教や宗教と関連づけられることがあります。
しかし、エネルギー体になった時に、そこに宗教は存在しません。
(もちろんあなたの信仰は自由です。宗教を否定しているわけでは決してありません)
ですから、あなたが求めれば、聖ヒルデガルトは必ず応えてくれます。
聖ヒルデガルトのエネルギーを受け取ってみてください。
受け取り方法は、
祈ること。
私の場合は・・・
「聖ヒルデガルト様、ありがとうございます。
わたしがいつも天に向かい、愛と癒やしを周りと分かち合い、地球に還元できることを感謝します」
という言葉で祈っています。
聖ヒルデガルトは
地球の全てには神の癒やしが隠されている
と書き残しています。
自然療法の基本は「わたしと地球は同じ」ということ。
あなたの行動は、地球にとって良いことでしょうか？
天に向かっているでしょうか？
エゴを捨てた時・・・
あなたの祈りは天に届きます。
(とはいうものの・・・人間にエゴはいつもわいてくるけど)
私自身は、聖ヒルデガルトのお導き・・・・というような体験を幾度もしています。
これまでに本を 3 冊も出版できたことも・・・
聖ヒルデガルト様のお導きとしかいえないような体験です。
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第 7 回目のヒルデガルト・ファミリエ通信のまとめ
「聖ヒルデガルトのエネルギーを受け取る方法 〜 幻視と祈り〜」
・聖ヒルデガルトは神の「幻視 / ヴィジョン」を受けて『Scivias / スキヴィアス (道を知れ) 』などの著作を記し、宇宙・魂・自然の秩序について深い洞察を与えました。彼女の言葉には、心・身体・魂の癒やしの鍵が込められています。
・聖ヒルデガルトのエネルギーは今も生きて応えてくれる聖なるエネルギーとして存在しています。祈りを通して、その導きを受け取ることもできるのです。
・自然との繋がり、魂の癒やし、自分らしい生き方…。現代社会が見失いがちな大切なことを、聖ヒルデガルトは 1000 年前に教えてくれていました。彼女の知恵は、今まさに必要とされているのです。
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