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ヒルデガルト・ファミリエ通信
〜 自然療法の母・聖ヒルデガルト療法 〜

#9 「持つ人」から「ある人へ」聖ヒルデガルトの幸せを探す道

  • 執筆者の写真: 森 Wenzel 明華
    森 Wenzel 明華
  • 8月22日
  • 読了時間: 5分

こんにちは。ドイツ自然療法スクール / ヒルデガルト・ファミリエ 主催、一般社団法人 国際植物療法機構グリーンフォレスト代表の 森 Wenzel 明華 (もり・うぇんつぇる さやか) です。


わたしは 20 年以上にわたって、様々な自然療法を研究し、実生活の中で実践しています。


ドイツには、聖ヒルデガルトという約 1,000 年前に活躍した自然療法の基盤を築いた修道女がいました。


その教えは、今なお多くの人々に時代を超えて愛され、ドイツの自然療法や教育にも影響を与えています。


医師、博学者でもあった聖ヒルデガルトは、自然と調和した生活を重視し、

薬草や自然療法に関する貴重な知識を残しました。 こちらのヒルデガルト・ファミリエ通信では、その聖ヒルデガルトの残した自然療法や考え方を、わかりやすくお伝えしています。

もっと多くのかたに聖ヒルデガルトの智慧やドイツ自然療法のことを知っていただけたら、嬉しいです!


それでは、第 9 回目のコラム、「持つ人」から「ある人へ」

聖ヒルデガルトの幸せを探す道 についてお届けします。


ドイツ自然療法スクール / ヒルデガルト・ファミリエ / ヒルデガルト修道院

今日はヒルデガルト教会修道院からの聖ヒルデガルトの教えをご紹介します。

 

宗教とか関係なく、どの宗教でも、話されていることなので、「根源」は同じです。 「宗教」というフィルターにかかってしまうと、いいものも、そのシステムの中に組み込まれてしまうこともあったり、実際に、現在でも戦争などに利用されてしまうという悲しい側面もあります。

 

そうではなく、最初の純粋な教えは、愛と平和に満ちています。

 

聖ヒルデガルトの言葉もそう。

 

「私たちは、私たちの内面の中を見つめること」っていうメッセージなんですよね。


ドイツ自然療法スクール / ヒルデガルト・ファミリエ / ヒルデガルト修道院

修道院からのメッセージ抜粋

:::::::::::::::::::::::::::::

 

 聖ヒルデガルトは、

「一人ひとりの行動が世界全体に影響を与えている」

ということを、繰り返し語っています。


人間も、動物も、植物も、すべての存在は繋がり合っていて、

小さな世界 (私たち) と大きな世界 (自然・宇宙) は、

まるで鏡のように映し合っているのです。


だからこそ、すべての生命に畏敬の念を持ち、

その美しさと大切さを感じ取ることが、

神の知恵に触れることにつながります。


生活の中でも同じです。


食べることと休むこと、

動くことと静けさ、

仕事と遊び、孤独と繋がり。


このバランスこそが、豊かに生きるための秘訣。


それは東洋の「陰と陽」の考え方にも似ていますね。


聖なるヒルデガルトは、

人は「たくさん持つ人」から

「存在する人」へ変わることができる と語りました。


なにかを手放すこと ――


それは貧しくなることではなく、


かえって想像もできない豊かさに繋がります。


例えば、

ある人生の可能性を手放すこと。


ある表現の形を手放すこと。


あるアイデアや理想を手放すこと。


その「手放す自由」の中に、

新しい人生の豊かさが待っているのです。


そして、

自分自身をも手放すことができる人だけが、

自分を超越していくことができます。


それは無限の力を持ち、

人生を大きく変える扉となります。


そして想像もしなかった豊かさを受け取れるのです。


「自分にはできない」と思う気持ちを抱えながらも、

小さな一歩を歩んでいくこと。


それが本当の強さであり、愛の表現なのだと感じます。


愛とは、ただ優しいだけでなく、

時には努力や痛みを伴うもの。


それは世界を繋げる大きな力になります。


:::::::::::::::::::::::::::::


ドイツ自然療法スクール / ヒルデガルト・ファミリエ / ヒルデガルト修道院


生きることって、

しんどいことも、辛いことも、悲しいこともあります。

 

私のドイツ生活も SNS だけだと、楽しいことばかりに見えるかもしれません。

 

でも、そういう側面ばかりではありません。笑


ただ、そんな中で満たされていると知ること・・・

 

それが幸福の秘訣、愛のある生活をおくることなのでしょう。

 

子犬のナツメと過ごす日々の中で、

「今すでに満たされている」という気づきと愛が

少しずつ心を包み込んでくれるようになりました。


毎日の暮らしを丁寧におくること、

愛するひと、存在がそばにいることに感謝すること。

 

幸せというのは、素朴だけど、ほんと、落ち葉の間に、

ふっとみあげた空に、佇んでいるものなのかもしれません。

 

 

あなたの毎日が愛と、幸せと奇跡に満ちていますように!

 

いつもドイツから祈っています。



ドイツ自然療法スクール / ヒルデガルト・ファミリエ / 緑の薬箱講座




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ドイツ自然療法スクール / Hildegard Familie ヒルデガルト・ファミリエ  / 緑の薬箱講座


第 9 回目のヒルデガルト・ファミリエ通信のまとめ 「持つ人」から「ある人へ」聖ヒルデガルトの幸せを探す道


聖ヒルデガルトは「すべての存在はつながり合い、私たちの行動は世界全体に影響を与える」と語りました。日常のバランスや調和を大切にすることが、豊かに生きる秘訣です。

「持つ人」から「ある人」へ。なにかを手放すことは失うことではなく、新しい豊かさを受け取る扉となります。愛とは努力や痛みを伴いながらも、世界をつなげる大きな力です。

幸せとは特別なものではなく、日々の暮らしや自然の中にすでに満ちているもの。小さな気づきや感謝が、心を豊かにし、愛に包まれた人生につながっていきます。


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